ストールが見つからない

 

つい2日前から英語の基礎の本を読み始めた。

ずっと英会話ができるようになりたいとぼんやり思っていたのだが、学生のころに文法や長文読解でつまずいたことがネックとなっていてなかなか手をつけられなかった。しかし「英会話ができるようになりたい」とぼんやり思うのにも飽きてきた。それと歳を重ねるにつれて、改めてなにかを勉強したいと思い始めたこと、ちょうど図書館でこれなら自分でも楽しんで読めるかもしれないという本を見つけたのも大きい。ちなみに自由国民社の『英語のおさらい』という本で、まだ序盤しか読んでいないが、willとshallの章の小話が面白かった。

 

もうひとつ、数年前の海外旅行中に大事なストールをなくしてしまった経験も大きい。友人にプレゼントでもらったもので、きれいな青に蝶柄の美しいストールだった。おそらくホテルのどこかに忘れたのだが、フロントで英語のフレーズがうまく出てこないまま空港へ行く時間がきてしまい、あきらめて帰国するしかなかった。英語で質問できさえすれば戻ってきたかもしれないことがいまだに悔しい。

私はダメな方の完璧主義なので、「どうせ自分には無理だろうからやめよう」とやめる可能性もあるが、どうにか楽しみながら少しずつでも身につけていきたい。そもそも忘れ物をしないことが第一だが、もしもまた外国でやらかしてしまったときは今度こそ英語でたずねたい。